実はやりたい事業が決まっていないという時に候補を探すヒント3つ

実はやりたい事業が決まっていない。こういう場合はどう探したらいい?

独立、起業すること、または兼業を始めようとしていて「個人事業主になろう」という意思は固まっているけれど、何を事業にするか迷っていたり、まだ候補もあいまいで模索している、絞り込めていないというかたもいるかもしれません。何を事業にするかは個人事業主になる上ではもちろん、事業をする上でとても重要なことだと思います。やりがいや楽しみを感じながら仕事として長く関われる事業を探すヒント3つについて考えてみました。

1. やりやすい事業を探してみる

まずは一番現実的な方法ですが、自分が経験したことのある業界や業務、持っている資格や、専門技術や知識、または得意なことを生かした事業で、業界的にあまりに頭打ちになっていない分野であれば、恐らく事業を行いやすい場合が多いと思います。起業して資金の融資や補助金の申請をする場合にも、業界の経験があるほうが有利にもなりますね。

まずは関わってきた業界を改めてリストアップしてみるのはどうでしょうか。学生時代のアルバイトを始め、社会人になってからの業務経験のほか、実家が事業をやっていたのであれば、その業界も候補に入るかもしれません。趣味やスクールなどで長く関わっている業界もまた候補になりそうです。

2. 好きなこと、やりたいこと、興味があること

ただ好きなだけ、興味があるだけでは仕事にするのは難しい場合もあると思いますが、いろいろな課題・問題を乗り越えて行くときの「これがやりたい」というモチベーションの強さはひとつの重要な武器になりえると思います。 とても好きなことがあれば「これが仕事にならないか?」という視点で考えてみるのも良いと思います。ニーズがあれば、どういう方法で提供するのか、価格はどのぐらいになるのか、など次の具体的な検討のステップを勧めて行く中で、事業になる可能性はあります。

また、興味を持ち続けていること、どうしてもこだわってしまうものも1つの候補になるかもしれません。他の人が当たり前に思っていて疑問に思わない不便さを解決する方法や、これがあったらいいのに、という思いが事業のアイディアになるかもしれません。

3. 不満があること

同じように、いつも不満に感じていることの中に事業のヒントがあることがあります。日常的に使い続けてきたことやサービスの中で、「こうだったら便利なのに」と思うことや「こうなれば何倍もスピードがあがるのに」「こうだったらもっとかっこいいのに・キレイでカワイイのに」などなど、不満に思うことを改善する方法が、そのまま事業のアイディアになることもよくあります。あなたが不満に思っていることが解消できて、世の中の役に立ち、仕事として成り立つ、というのもいいですよね。

最後に詳細に比較検討してみる

いくつかリストアップしてみて、資金、営業方法、管理のしやすさ、収益の見込み、考えられるリスクなどをそれぞれ予測を立て、全体的に比較して検討してみると自分でも具体的にイメージしやすくなるかと思います。

いろいろな人の話を聞くのも大きなヒントになります。

当然のことですが、一度始めてからの方向転換は経験にはなりますが、資金など現実的な無駄も多いでしょう。一度始めたら続けていくことを前提に、しっかり事前に検討してみるのが順当でしょう。また大事なのは、リストアップした時点で、詳細を分析する前に法人以外で行うことを禁止されている業務をしようとしていないかの確認はしておいたほうが無駄がなく確実ですよね。

自分のモチベーションが上がる「自分がこれをやろう!」と思える事業を見つけて、個人事業主としていいスタートを切りたいですね!